「ハグに時間制限を設けるべきでない」。空港に設置された看板がネットで物議

    ニュージーランドの空港に「お別れのハグは3分以内に」と書かれた標識が設置された。「ハグに時間制限を設けるべきじゃない」など、ネットで物議をかもしている。

    ニュージーランドの空港に新たに設置された看板が、ネットで物議をかもしている。

    その看板がこちらだ。

    New Zealand airport causes stir with sign capping goodbye cuddles to 3 minutes https://t.co/QhfPHIGVwQ

    — The Guardian (@guardian) October 21, 2024
    Twitter: @guardian

    看板が設置されたのは、ニュージーランド南島にあるダニーデン国際空港。

    看板の中央に、白線で描かれているのは、2人の人間が体を寄せ合うようなピクトグラムだ。

    看板には、英語で「お別れのハグは最大3分までです。より愛情のこもったお別れをしたい場合は、駐車場をご利用ください」と書かれている。

    空港の公式サイトによれば、看板は降車レーンの改修に伴って、新設されたものだという。

    ネットでは「おもしろい看板だね」「他人への思いやりが感じられる」という肯定的な声が上がった。

    一方、「利用者は、到底受け入れられないだろう」「人間の感情にかかわるものに、時間制限を設けるべきではない」という否定的な意見も寄せられた。

    空港の管理会社のCEOは10月7日、国営ラジオにインタビュー出演。

    ネットで「大きな波紋を呼んでいる」のを認識しつつも、「降車レーンのスペースは限られています。そこで別れを惜しむ人が多すぎて、あとから来た人たちが降車するスペースがないんです」と訴えた。

    また、「以前読んだことがあるのですが、20秒のハグで幸せホルモンが放出されるそうです。ハグをして、あとから来た人たちに場所を譲ってほしい」と語った。